日立金属がニッケルを発売
2022年9月21日
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日立金属株式会社は、高い耐食性と高強度を備えた複雑な形状の製造を可能にする、金属積層造形用の ADMUSTER® C21P ニッケル基合金粉末を発売しました。 この合金は、日立金属の ADMUSTER シリーズの粉末の 1 つであり、典型的な 316L ステンレス鋼の約 100 倍以上の耐食性を持つ製品を積層造形することが報告されています。
同社は熊谷にあるグローバル研究革新技術センター(GRIT)でAM特有の材料を開発してきた。 同社は、高い耐食性と高強度を備えたさまざまな金属を含む金属積層造形材料の ADMUSTER シリーズを展開しており、多くの用途でその可能性を強調したいと考えています。
アドマスター C21P は、日立金属桶川工場で開発された鍛錬品用ニッケル基合金 MAT21® をベースとした粉末です。 現在、同社のすべての金属 AM 材料の中で最も高い耐孔食性等価 (PRE) 数値を持っています。 ADMUSTER C21P から積層的に製造されたコンポーネントは、鍛造 MAT21 と同じ耐食性を持ち、優れた強度と硬度を備えていることが報告されています (表 1 および 2 を参照)。 試験結果は、比較的耐食性の高い材料であるステンレス鋼 316L と比較して、完成品 C21P 試験片が優れた耐食性を備えていることを示しています。
化学工場や半導体製造工場などでは腐食性の高い流体が使用されることが多く、この環境で使用される部品の耐食性は重要です。 より耐食性の高い部品を使用することで信頼性の向上が可能です。
ADMUSTER C21P などの材料で構築されたコンポーネントの信頼性が高いため、動作のダウンタイムが短縮され、コンポーネントの交換頻度が低くなります。 また、積層造形プロセスにより、部品の製造リードタイムの短縮が可能になり、CO2 の削減にも役立ちます。
同社は今後、耐熱性、耐摩耗性、耐食性、高機能性が求められる用途のニーズに応える「ADMUSTER」シリーズのラインアップをさらに強化・拡充していく予定であるとしている。
www.hitachi-metals.co.jp/e/products/item/am/
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